考古用語辞典 A-Words

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四大成就者(アジタ、シャヴァリーパ、パルブソ、バヤニ) 2009年10月4日更新

四大成就者(アジタ、シャヴァリーパ、パルブソ、バヤニ)

【和:
【中:
面白テーマ|彫刻・書画|>四大成就者(アジタ、シャヴァリーパ、パルブソ、バヤニ)

東チベット
18世紀
綿布着色
84×56cm
工ッセン・コレクション
このタンカは、もともと4人の大成就者がそれぞれに描かれている一連の21のタンカに属していた。心の師として中心の本初仏執金剛の絵画の周りに集められたこのシリーズは、インドの金剛乗仏教の伝統に従った行者である84人の大成就者や学僧を表している。テンギュルからの短い伝記的な頌が、このシリーズの中のそれぞれの大成就者に書かれている。
 上部左の葉庵の中で、1人の行者が禅定しており、その足は瑜伽の革ひもで支えられている。上方の雲の中には、雄牛に乗った灌頂の尊が姿を現している。その銘は次のようである。「彼は東ベンガルで赤色ヤマーンタカに加持されていた。彼の名はカラリベーである。私はそのラマに帰命します。」
 上部右では、行者シャヴァリーパが虎皮の座具に座っており、ある光景をみている。その背後で、彼は、仏塔の中に座っている仏に布施している数人の行者と一緒にいる。その銘は次のようである。「彼はベンガルの苦行者であった。彼はブッダガヤにいる光景を見た。彼の名はシャヴァリーパである。私はそのラマに帰命します。」下部右には、1人の行者が、屍林の場面がある山の中にいる。行者は、豹の毛皮の上に座っており、白い綿の衣をまとっている。ものの無常性を観想しているときに、彼はヴァジュラヨーギニーの姿を見ている。それと同時に、黒雲に取りまかれた龍が現れ、召使いが金の鉢を持ち上げている。その銘は次のようである。「ウディヤーナの屍林で、ヴァジュラヨーギニーの姿を通して、彼は最高の悉地を得た。彼の名はパルブソである。私はそのラマに帰命します。」下部左には、行者バヤニが、精巧な白檀の木の下に座って、カサルパニ観音の姿を見て、儀礼的に髑髏杯の中の神食を捧げている。・その銘はつぎのようである。「彼は白檀の森に住んでいた苦行者であった。カサルパニが彼の前に現れた。彼の名はバヤニである。私はそのラマに帰命します。」出所:天空の秘宝チベット密教美術展
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