考古用語辞典 A-Words

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ブッダシュリー 2009年10月19日更新

ブッダシュリー

【和:
【中:
面白テーマ|彫刻・書画|>ブッダシュリー

チベット中央部、おそらくツアン地方
15世紀後半
真鍮;銅・銀象嵌
高19.9cm ヴィクトリア&アルバート美術館
台座正面と背面の銘文に「大成就者、ブッダシュリー!偉大なるパトロン、ムル(あるいはムラ)によって、この像は父の真影として作られた。チュールン宮」とある。『青冊』によれば、プッダシュリーの生没年は1173年から1225年までという。彼は、東インドのジャガタラのマハーシッダ(大成就者)であった。
後にチベットに行きラサ、サムイェ等を訪れた。25歳の時、彼の二大弟子のひとり、トプ・ロツァワからチベット中央部のトプに招かれた。1212年彼は、大弥勒寺をトプに建立した。トプ・ロツァワは、彼が復興させたカシミールヘ向かうときには、チベット外地まで付き添った。
 ブッダシュリー像は、金剛座に座り、素足をあらわす。右手を説法印にし、左手を膝上に置き、小さな経函を持つ。
 小さいけれども端麗な作品は、形式化した衣文となめらかな表面の仕上げと、15世紀第2四半期の作であるギャンツェのペンコルチューデ寺の彫像に見られるような自然なプロポーションを兼ね備えている。さらに、像の美しさと力で重点をおいているところは、中央部の特徴である。目の部分に銀、口に銅、頭部に銅を象嵌し像の現実性を高め、細い刻線の美しさや、なめらかな膨らむような量感、整った衣文の襞を強調している。台座の形は、ラマ、ガムポパの様式に近い。しかし、中央部の典型的な様式に比べると、やや重々しく細身である。ラマの彫刻で、似ているが早い様式のものがエッセン・コレクションにある。両者はツァン北方のタクルン派の僧院に関連づけられる。 出所:天空の秘宝チベット密教美術展
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