考古用語辞典 A-Words

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ヘーヴァジュラ曼荼羅 2009年10月22日更新

ヘーヴァジュラ曼荼羅

【和:
【中:
面白テーマ|彫刻・書画|>ヘーヴァジュラ曼荼羅

チベット中央部
13世紀前半
綿布着色
35.6×33cm
マイケル・マコーミック・コレクション
中心の曼荼羅建築の中心に、明青色のヘーヴァジュラがおり、その16本の手には白い髑髏杯を持ち、暗青色の「智慧」の神妃ナイラートミヤー(無我女)を抱きかかえる。8体のさまざまな色の従者の女尊が、中尊を囲む桃、赤、明黄色の蓮弁の上でさまざまな向きで踊る。四方には、甘露瓶が蓮葉の外側と外側の曼荼羅宮殿の城壁との空間に対角線状に配される。曼荼羅宮殿の城門は、宝石や幡や牙をむいた獣口のようなアーチで飾られ、各方向の門ごとに色が異なる。その外側は、星の粒のある虚空が描かれ、その外縁は、金剛杵をつないだものと、花文をつないだ輪である。その外側には成就者と世界の神が八つの屍林の情景の中に配され、密教外の世界をあらわしている。4体の白・黄・赤・縁のヘーヴァジュラ形の禅定している父母仏が、円の外側の四隅を占める。左下から時計回りに、大日ヘーヴァジュラ、宝生ヘーヴァジュラ、阿弥陀ヘーヴァジュラ、不空成就ヘーヴァジュラである(中尊は阿閦と関連づけられている)。上部の一列にはカギュ派の尊像と祖師が描かれ、秘密集会父母仏、執金剛、ティローパ、ナーローパと3人のラマが描かれている。チャクラサンヴァラ父母仏が右端にいる。下段の一列には、左端にロン・ヘロ・ヤマーンタカ、5人のラマ、四臂ヘーヴァジュラ父母仏が描かれている。出所:天空の秘宝チベット密教美術展 2009.09.19更新
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