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ペンデン・ラモ 2009年10月28日更新
チベット中央部または東チベット
17世紀
綿布着色
72.5×50.3cm
ジョン・ギルモア・フォード・コレクション
薄青色と桃色と白の彩色がわずかにあるだけで、ほとんど色彩のない絵画である。これは、ペンデン・ラモの霊的暗闇の世界を現出している。金による繊細な線や暈取りは、明るいタッチで巧みに描かれ、山湖のあるペンデン・ラモの住処の明るさや変化するはかない雰囲気を演出する。様式は、ギメ東洋美術館のフーニエ・コレクションの黒タンカの一具に類似する。これらはすべて、17世紀から18世紀の作と考えられる。ほとんどの尊像に銘記が付けられ、ペンデン・ラモの周囲にいる眷属の尊名も比定できる。出所:天空の秘宝チベット密教美術展
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