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宝冠仏 2009年12月2日更新
チベット中央部
11世紀
青銅:顔に鍍金の痕跡
高36cm
ジョン・ギルモア・フオード・コレクション
この触地印を結ぶ力強い宝冠仏の銅像は早ければ11世紀に制作されたものであろう。この像は、ツァンのキャンプ寺の上層階の11世紀前期の彫刻や、ともに11世紀中期頃のキャンプ寺やイェマル(イワン)寺の降魔の釈迦の彫刻、1081-93年頃に制作されたダタン寺の壁画に共通してみられる特徴を数多く持っている)。それらは皆、力強くがっしりした体つきで、入念に作られた顔だちは少々堅いが逞しく、手足はぶっきらぼうに表現されていて、1300年頃に制作された作品165の宝冠仏のような13世紀後期から14世紀に典型的に見られる優雅な身のこなしや、肉付きの微妙な変化は欠いている。出所:天空の秘宝チベット密教美術展
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