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ストゥーパ(仏塔) 2009年12月10日更新

ストゥーパ(仏塔)

【和:
【中:
彫刻・書画|青銅器|>ストゥーパ(仏塔)

中国、またはチベット・中国様式
18世紀
青銅鍍金
高110幅57cm
エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク
この大きな金色の仏塔は、装飾模様と浮き彫りの尊像ですばらしく飾られ、打ち出し模様を施されている。八角形の階段状の台には、さまざまな幾何学的で、花を用いた模様や、大きな蓮華の花の列がある。八つの区画のある窪んだ部分には、釈迦牟尼仏陀が覚った後に最初に説いた経典であると言われている華厳経からの詳細な浮き彫りの場面が見られる。それぞれの区画の継ぎ目にある夜叉の独立した彫刻は、八角形の台の上の面を支えており、順に、塔の主要な部分の基部の4段で、4面の面を保っている。段のそれぞれの側面は、8体の仏の座像で飾られている。塔の主要な部分の円蓋は、傾いた肩のある円形である。その外側には、3体の仏陀のいる壁龕があり、8体の浮き彫りの菩薩立像が側面と背後を取り囲んでいる。塔の頂部には、二つの蓮華のつぼみを頂上につけた13層の傘がある。その技巧から、中国がチベット仏教と著しく関係していた時代であり、とりわけ第2世のジャンキャ派のフトゥクトゥ・ロルペイ・ドルジエの生きていた17世紀後期から18世紀頃という制作年代が推定される。出所:天空の秘宝チベット密教美術展
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