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龍虎尊 2010年3月5日更新

龍虎尊
【和:りゅうこそん
【中:Long hu zun
殷・周時代|青銅器|>龍虎尊

青銅
高50.5、口径44.9、足径24
1957年、安徽省阜南県月牙河出土
商時代・前13-前11世紀
Bronze Zun Jar with Dragon and Tigel Design
 やや高めの圈足、張り出した肩部、すぼまる頸部と大きく開いた口縁部は、全体の器形にめりはりをきかせている。浮彫り状に鋳出された文様は、蒲鉾状の丸みをおびた断面によって、立体感をさらに引き立たせている。肩部の上には角をもつ3匹の龍が反時計回りに蛇行し、切り込みのはいったヒレ状装飾の上で、それぞれ開口して前を見据える。龍の顔と顔との間には、今にも虎に呑まれそうな人物が描かれている。虎の顔は正面を向いているようであるが、よくみると左右に胴体があるため、実はその顔は2頭の横顔が合わさったものであることがわかる。下から覗くと、虎の顔に隠れていた人物の顔がみえる。この文様の意味をめぐっては、虎が人を襲っているとする説のほかに、虎の姿をした神霊がこの人物を護っているという対照的な見方まである。虎の頭部が周囲の色と違うのは、この尊を1回の鋳造で仕上げたわけではなく、そこだけ後から改めて鋳造したためである。四川省三星堆遺跡の出土品に類似の尊がある。出所:『悠久の美-中国国家博物館名品展』
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