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説唱俑 2010年3月15日更新
【和:せっしょうよう】 |
【中:Shuo zhang yong】 |
秦・漢・三国|陶磁器|>説唱俑 |
土製
高55
1957年、四川省成都市天回山3号墓出土
後漢時代・2世紀
Pottery Figure of Storyteller
説唱俑とは、故事や物語を面白おかしく語り聞かせる芸人の俑。四川省の後漢墓からは、多彩な説唱俑が出土する。なかでも本作品は、とくに生気を感じさせる。脇に抱えた太鼓と足を挙げる滑稽な踊りで拍子をとりつつ、満面の笑みを観衆に振りまく。その様子は物語の佳境へと観衆を誘うかのようである。頭巾、腕飾り、長ズボンを身につけて、半裸に裸足といういでたちも微笑ましい。当時の兵馬俑、侍従俑などは型から同じものを大量生産したため、表情がはっきりしない。対照的に、説唱俑の豊かな表情や臨場感は型作りだけでは表現できない。粘土の貼りつけや彫刻などの技法も用いることで、細部までていねいに仕上げている。出所:『悠久の美-中国国家博物館名品展』
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