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青磁騎馬俑 2010年3月17日更新

青磁騎馬俑

【和:せいじきばよう
【中:Qi ci qi ma yong
秦・漢・三国|陶磁器|>青磁騎馬俑

青磁
左:高23.4、長14.5、帽10
右:高23.5、長16.5、帽12
1958年、湖南省長沙市金盆嶺21号墓出土
西晋代・300年頃
Celadon Glazed Horse-riding Man Figures
 同じ墓から出土した20体の騎馬俑のうちの2体。向かって左の人物は木牘(文字を書く木札)を持ち、木牘上の不要な文字を削り取る刀子を腰に下げている。右側の人物は管楽器を吹いている。両者は冠の形も異な る。手綱を握った様子が表されていないが、馬の頭上の角のような突起に左手を添えている。バランスを取るための手がかりであろう。正面左の騎馬俑には三角形の鐙がともなう。しかしこの鐙は片側にしかなく、馬の背に上がるときだけに使ったことがわかる。初期的な鐙とはいえ、乗り手の全体重がかかる以上、それを支える鞍には相応の強度が必要である。前代までなかった前輪・後輪がつき、鐙はより堅固になっている。鞍の両側に障泥が垂れるほか、同様の装飾が馬の胸部にもみえる。儀使用の装いをした官吏を表現したのであろう。出所:『悠久の美-中国国家博物館名品展』
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