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康煕鮮紅太白尊 2010年3月22日更新
清時代
底径12.4cm
梅沢記念館
康煕時代の特色ある器で一般にこの形のものを太白尊と称している。あざやかな紅色に心を惹かれるものがあるので、中国の愛陶家にもっとも愛好されている。机上を飾る水丞なので静かな室を色どるのにふさわしいからであろう。太白の名称は詩人李白の号から採ったものと考えられる。尊は酒器の壷の意で、この器がたっぷりとしているので、李白と酒の故事から太白尊と命名したのではあるまいか。地文に団竜が施され、釉の上から透かしてみえるようにしてある。銘は「大清康煕年製」の二字三行銘。
出所:「清の官窯」
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