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雍正茶葉末釉章耳瓶 2010年3月25日更新
清時代
高さ51.5cm
出光美術館
茶葉末釉をわが国では蕎麦釉といっている。この釉には黄褐色と緑暗色のものがあり、前者を鱔魚黄といっている。この器もそれに属する。鱔魚は田鰻で中国料理によく使う。わが国でいえば泥鰌の色である。落ち着きのある色なのでわが国の茶道にも用いられ、他の清朝官窯に比べて数多く輸入されている。乾隆官窯もほとんど雍正官窯に近く、精品が多い。小さな文房用具にもこの釉が施されているものがある。
やはり文雅の人に好まれる色彩なのである。
出所:「清の官窯」
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