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鴟鴞尊 2010年4月9日更新
漢
高20.1㎝
早稲田大学會津八一博物館蔵
鴟鴞とはみみずくのことであり、尊は酒を入れる容器。この尊は、みみずくが翼をたたんで直立する形に作られており、頭部が蓋、胴部が本体となっている。つりあがった眼、鋭い嘴は獲物を狙うかのような険しさをみせる。胸は丸く、翼には凹凸をつけて羽毛の流れを表している。本体の部分は左右の合わせ型で作られており、正中線に沿ってバリが残っている。漢代にはこのようなみみずく形の酒器が、魔除けの力を持つとして流行した。
「参考資料」『早稲田大学会津-八一記念博物館会館記念名品図録2007』
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