考古用語辞典 A-Words

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双松図 2010年4月10日更新

双松図

【和:
【中:
明・清|彫刻・書画|>双松図

陸(日+爲)(一七世紀後半)
清時代
絹本墨画 淡彩
96.0×109.1㎝
池部幸雄氏寄贈
早稲田大学會津八一博物館蔵
 中国画には珍しい方形の画面一杯に、並び立つ二本の松を、陰影法を思わせる写実的な描法を交えて書いている。松の上方を途切り、幹を誇張している。高台に立つ双樹を描くらしく、右下方に薄墨にかすむのは、遠方の森であろう。右側に「雲間陸(日+爲)」の落款があり、上側に「乾隆御覧之賓」「嘉慶御覧之賓」「石渠賓笈」御書房鑑蔵賓」の四印がある。陸(日+爲)は生没年不詳だが、一七世紀後半に活躍した浙江遂昌の出身の画家で、字を日爲、遂山樵と号し、松江(上海)に往んでいた。
「参考資料」『早稲田大学会津-八一記念博物館会館記念名品図録2007』
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