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七言聯 2010年4月10日更新
陳鴻壽(一七六八~一八二二)
清時代
綴本墨書 130.2×31.4㎝
早稲田大学會津八一博物館蔵
巧みな行書体で「三百六経は羽翼を振る」「二十八宿は心胸に羅る」と書かれた七字の対句からなる対聯で、一紙に「曼生陳鴻壽」の落款と「曼生」と「陳鴻壽印」の白文方印二顆がある。陳鴻壽は、銭塘(杭州)の人で、字を子恭といい、曼生は号。詩文書画に優れ、又、篆刻もよくした。なお、二十八宿(中国の星座)云々は李賀の詩「高軒過」にある一句。三百六経を詩経のことと解すと、詩の世界で二人の才子(韓愈・皇甫)が羽ばたき、その胸には天上の星がつらなっているの意となろう。
「参考資料」『早稲田大学会津-八一記念博物館会館記念名品図録2007』
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