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秦始皇二十六年銅詔版 2010年4月14日更新
蓁
長9.8cm 幅6.2cm
青銅
1960年陝西省咸陽出土
陝西省博物館蔵
この長方形の銅詔版は秦の都の城陽遺址(現在の城陽の東郊)から出土した。裏面の四隅にある釘は,もと木製の標準の量器にはめこまれていたことを証明している。詔版の上に秦の始皇帝の度量衡統一の詔書合計40字が刻まれている。「廿六年,皇帝尽井兼天下諸侯,黔首大安,立号為皇帝。乃詔承相状,綰,法度量,則不壹,歉疑者,皆明壹之」大意は「秦の始皇帝は二十六年(前221年)六国を統一する事業を完成し,人民は安定を得,はじめて皇帝の称号を確立した。かくて丞相の隗状と王綰に命じ度量衡統一の法律を制定し,場所によって疑わしい度量衡器を明確に統一する」。この詔版の字体は当時文字統一後におし進められた小篆(秦の宰相李斯らが,秦の伝統的字体大篆を整理簡略化した字体)である。出所:『中華人民共和国出土文物展1977』
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