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杜虎符 2010年5月4日更新

杜虎符

【和:とこふ
【中:
秦・漢・三国|青銅器|>杜虎符

〈虎の形をした割符〉
青銅製
高さ4.4cm 長さ9.5cm
1975年陝西省西安市南郊杜城村
陝西歴史博物館
虎の形をした割符。使用するときは左右に分割して、右は君主が持ち左は将軍が持つ。銘文の内容から、50人以上の兵を動かす場合はこの虎符を使って君主の承認を得る必要があったことがわかる。また文中に「君」と記していることから、秦国国君の中でただひとり君号を称した恵文君の時代のものであることが分かる。
銘文:
兵甲之符、右在君、左在社。凡興士被甲、用兵五十人以上必会君符、乃敢行之。(火+番)燧之事、雖母会符、行也。
訳:
軍の割符は、右を君が待ち、左は杜(現在の陝西省西安の東南)に置く。およそ戦の準備をし、兵を発すること50人以上であれば、必ず君主の割符と合わせ、それから行動する。のろしの上がるような緊急事態の際には、割符を合わせなくても行動してよい。出所:「大兵馬俑展」
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