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装飾円盤 2010年9月5日更新

装飾円盤

【和:
【中:
面白テーマ|青銅器|>装飾円盤

Phalera with two rows of faces
ホジョヴィチキ,ラコヴニーク,ボヘミア,チェコ
ブロンズ・鉄,径14.1cm,重さ119.5g
紀元前5世紀末一前4世紀初め
プラハ,チェコ国立博物館85028
鉄の円盤の上に、型押し(ルプセ)で装飾を施したブロンズ板をかぶせている。中心の周りに同心円状に二つの装飾帯を作り、内側の装飾帯には七つ、外側には14の顔を並べ、それぞれの顔の間に二つずつ同心円を配している。型押しの型は全部で三つで、顔、同心円、および装飾帯の間の連珠文である。顔の左右には顎から頭上まである大きなヤドリギの葉が表され、その間の頭上にさらに二枚の葉がある。一対のヤドリギの葉を着けた顔はラインラント地方の初期様式の特徴であり、本例はおそらくラインラントからもたらされたものと考えられる。 1863年に車葬墓で戦車の部品、馬具、装身具と共に発見されたが、他の遺品はほとんど散逸した。本例と対をなしたと思われる同大の装飾円盤では、内側の装飾帯の顔は六つになっている。より小型の10点の装飾円盤では、顔を並べた装飾帯は一つだった。出所:「古代ヨーロッパの至宝--ゲルト美術展1998」
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