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透かし装飾板 2010年9月11日更新
(一対)
Pair of openwork mounts
チーシュコヴィッェ,リトミェジツェ,ボヘミア,チェ
ブロンズ,
(a)高さ6.2cm,幅3.5cm,
(b)高さ6.2cm,幅3.8cm
紀元前4世紀後半
リトミェジツェ博物館
いずれもおそらく木に装着されていた。
(a)ではパルメットから左右に伸びる二つの唐草文の間に人間の顔が現れる。この装飾は、シュナーベル・カンネと呼ばれるエトルリアのブロンズ製嘴壷の把手の取付部に表された、S字文とパルメットの間に現れる人面から派生したと考えられる。(b)では左右二つの唐草文の中にトリスケーレと8の字形のモチーフが現れる。こちらは、ヴァルダルゲスハイム出土のタラース製ブロンズ容器の把手の取付部に見るような、二つの唐草文に挟まれたパルメットがもとになっている。2点とも、北イタリアに侵攻し当地のギリシア・エトノリアの工芸品に親しんだケルト人の工房で制作され、ボヘミアにもたらされたと推定される。連続植物文様式の重要な作品である。出所:「古代ヨーロッパの至宝--ゲルト美術展1998」
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