考古用語辞典 A-Words

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鞘 2010年9月15日更新

鞘

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(一部)
Fragments of a scabbard
ブルチケ・マドチャヘギュトルナ,ハンガリー
鉄,現存最大長さ:表の上部13cm,裏の上部16.2cm,表の下部
19.7cm,幅5.7cm
紀元前3世紀
ブダペスト,ハンガリー国立博物館
鞘の表側の上部と中ほどが残る。 上部には、嘴の先が渦巻になった鳥の怪物の頭部が一対下向きに表されている。と同時に嘴の先はそれを両目とする人間の頭部になり、顎の下に下向きのパルメット、頭上の鳥の問の空間には二枚のヤドリギの葉が認められる。ここにはヴァルダルゲスハイムのワイン注ぎの把手の下部、およびプファルツフェルトの石柱と同一のケルトの神が表されているのである。ヴァルダルゲスハイムでも神は一対の下向きの怪物に囲まれている。性質の異なる二通りの読み方ができるのもケルト美術の特質である。出所:「古代ヨーロッパの至宝--ゲルト美術展1998」
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