考古用語辞典 A-Words

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腕輪 2010年9月30日更新

腕輪

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面白テーマ|青銅器|>腕輪

Bracelet
タルン川,タルン,フランス
ブロンズ,径9.0cm
紀元前250-前200年頃
サン・ジェルマン・アン・レー,フランス国立古代博物館
半分ずつ失蝋法で鋳造した後、接合している。周囲に中空の八つの塊りを配し、その間には滑らかな無装飾部分を反復する。大きな塊りと小さな塊りを交互させ、大きい方は二つのトリスケーレをS字で繋いでおり、この一組のトリスケーレは互いに方向が逆になっいる。小さい方は二つの連続S字の中央に、三つに分割した大きな半球形を置いている。トリスケーレとS字の末端は半球形をなし、その頂きに小さな円を装飾している。トリスケーレとS字は滑らかで稜をつけるだけだが、その地には細かい点刻を施しているため、滑らかな部分が光を反射しても点刻部分は影になり、光と影の対照が生じている。塊りの基部をめぐる無数の刻みもS字である。タルン川から発見され、川の神に奉納されたと考えられる。出所:「古代ヨーロッパの至宝--ゲルト美術展1998」
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