考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

金製装飾品の一部 2010年10月25日更新

金製装飾品の一部

【和:
【中:
金銀・玉器|面白テーマ|>金製装飾品の一部

様々な形の金製装飾品の一部
(a)人面玉
(b)管形
(c)車輪形
(d)球形
サラズド・レゴーユ,トルナ,南西ハンガリ一
金,(a)径3.3cm,重さ11.2g
(b)長さ3.8cm,径0.4-0.6cm,重さ3.19
(c)径3.2-3.5cm,重さ6.69
(d)径1.2-1.4cm,高さ1.5-1.6cm,重さ10.97g
紀元前2世紀末一前1世紀初め
ブダペスト,ハンガリー国立博物館
(a)人面玉は金の薄板による半球形を合わせ、合わせ目にねじり絹綿と太い玉縁細線をめぐらしている。装飾には三つのモチーフが見分けられる。四ヵ所に配された人面は額にディアデーマのようなねじり銅線を着ける。同じく四回現れる円錐形には金粒・ねじり絹線・無装飾絹綿を施す中心に数個の金粒を溶着した同心円モチーフをその間にちりばめている。人面はグンデストルップの大鍋の周囲に表された神々の顔に類似する。(b)円錐形の管には無装飾絹綿と金粒でジグザグ文・円文を装飾する。(c)金の薄板で五本の車幅のある車輪を象る。車輪にはうねをつけ、周りにねじり絹綿を二本めぐらしている。(d)厚さ0.5-0.8mmの金の薄板による半球形を合わせ、縦にうねをつける。イリュリアの影響を受けたケルト人、またはケルトの注文を受けたイリュリア人によって制作されたと考えられる。出所:「古代ヨーロッパの至宝-ゲルト美術展1998」
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.