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金製トルク 2010年10月28日更新
Gold torque
イプスウィッチ,サフォーク,イングランド
金合金,径18.7cm
紀元前75年頃以前
大英博物館
1968-69年にイプスウィッチ近郊の建設工事現場で発見された6点のトルクのうちの1点である。10%の銀と微量の銅を含むだけで、金の純度は比較的高い。面取りを施した二本の棒を巻き付けた輪に、中空の両端をその場で失蝋法によって鋳造した。装飾は鋳造後打ち出しによって施し、唐草文の葉と蕾の中に一つまたは二つの小玉をあしらっている。作業後地の部分を研磨しなかったため、細いガイドラインが今なお残っている。このトルクの形式と装飾はローマの支配下に入る前のブリテン島の特徴を示し、6点のトルクは紀元前75年以前に地中に埋められたと考えられる。出所:「古代ヨーロッパの至宝-ゲルト美術展1998」
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