馬具 2010年11月7日更新
(a)轡の一部
(b-c)手綱を通す輪くびきの中央用2点
(d)皮紐を通す輪
(e)締め具
スタンウィック,メルソンビー,ノース・ヨークシャー,イングランド
(a)ブロンズ,現存部最大長さ14.4cm
(b)真鍮,高さ6.0cm,幅7.5cm
(c)ブロンズ,高さ7.2cm,幅9.0cm
(d)ブロンズ,長さ11,5cm,幅9.4cm
(e)ブロンズに鍍金,長さ4.7cm
紀元1世紀後半
大英博物館
(a)のはみは、左右の手綱を通すための輪の鋳造に失敗したことを示している。(c)と(d)は翼と呼ばれる半球型部分にそれぞれ三つずつ赤エマーユを象嵌しており、揃いをなしていた。(e)は輪の部分だけ鍍金を施している。スタンウイックの要塞の穴からは140点にのぼる完型・破損・未完成金属製品が出土し、少なくとも四セットの馬具が認められた。最近の研究によると、その多くはブロンズではなく真鍮ある。出所:「古代ヨーロッパの至宝-ゲルト美術展1998」
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