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馬具 2010年11月8日更新
(a-b)手綱を通す輪くびきの片側用大小2点
ウエストホール,サフォーク,イングランド
ブロンズ・赤エマーユ
(a)高さ6.4cm,幅7.7cm
(b)高さ4.9cm,幅6.2cm
紀元2世紀
大英博物館
(a)は文様の同一性に基づき一揃いをなしたと推定される5点の手綱を通す輪の一つで、両面に同じ文様を施している。左右相称の文様は鋳造前に粘土の鋳型にすでに準備されていた。くぼみ部分のエマーユは、吹管を使って温度を調節しながら行った。文様帯の下部には点刻で三角形を連ねている。(b)は揃いをなす3点のうちの一つで、やはり両面に同一の文様を装飾している。文様の目の部分は鋳週後削り取り、ここにも赤エマーユを施している。ブロンズ製の椀に入って見つかったウエストホール・ホードはファウスティーナの貨幣を伴出したため、その夫アント二ヌス・ピウス帝の即位した紀元138年以後に位置づけられる。出所:「古代ヨーロッパの至宝-ゲルト美術展1998」
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