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ハンギング・ボウル 2010年11月25日更新
Hanging bowl
オリヴァーズ・バッテリー,ウィンチェスター,ハンプシャー,イングランド
ブロンズ・錫・エマーユ,径28-28.6cm,高さ12.2cm
7世紀,北または西イギリス
ハンプシャー・カウンティー・カウンシル(大英博物館)
椀形容器の口縁部の三ヵ所に、吊すための鉤を取り付けている。鉤の上部には動物の頭部を象り、下部の円形部分には、赤エマーユの地に、渦巻文とトランペット・モチーフを展開し、文様部分の表面には錫メッキを施している。この種のハンギング・ボウルには典型的なアイルランド様式の装飾が施されているが、6世紀末から7世紀のアングロ・サクソンの墓で発見されるため、アイルランドではなくイギリスで制作されたと推定される。本例を出土した男性墓には長いナイフと槍が副葬されていた。出所:「古代ヨーロッパの至宝-ゲルト美術展1998」
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