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帯歯動物面紋王飾 2010年11月27日更新
紅山にうざん)文化晩期 新石器時代
紀元前3500年一前3000年
幅19.1cm高さ6.9cm
社会の階層化が造むにつれ、美しい玉は権力者の身分を表す象徴として重要な意味をもつようになる。中国の北方に興った紅山文化はそのような玉文化の隆盛期である。青緑色の玉を薄く研磨した本品は想像上の動物を象ったもので、渦巻き状の大きな眼をもち、その下に歯が並ぶ。このような動物は、神か、あるいは天との交信を助けてくれる力を具えたものと考えられていた。T字形をしているが、本来は上部と左右の下部があったとされる。失われた上部には穴が開けられ、祭祀を行うシャーマンあるいは首長の衣に縫い付けられたものと思われる。穴などの造形には糸と砂を用いたとする説がある。出所:「台北故宮博物院別冊太陽2007」
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