「私たちの、私たちによる、私たちのための美術館」金沢21世紀美術館
名称:「私たちの、私たちによる、私たちのための美術館」金沢21世紀美術館
開催期間:2020年7月18日(土) 〜2021年3月21日(日)
開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
休場日:月曜日(ただし8月10日、9月21日、11月23日、1月11日は開場)、8月11日(火)、9月23日(水)、11月24日(火)、12月29日(火)~1月1日(金)、1月12日(火)
料金:無料
住所:〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
TEL:076-220-2800
URL:金沢21世紀美術館https://www.kanazawa21.jp/
2019年10月、金沢21世紀美術館は開館から15周年を迎えました。金沢市の中心部に位置する美術館は、「まちに活き、市民とつくる、参画交流型の美術館」を特徴の一つとし、これまで美術館活動を行ってまいりました。
時が経ち、当時は目新しく見えた美術館の存在も改めて意識することは少なくなってきたかもしれません。また15年の月日は美術館を取り巻く金沢の様子を大きく変え、特に観光地の一つとして有名になった美術館には多くの観光客が訪れるようになった一方、途切れない観光客の波に押されて、金沢市民の「日常」とはだんだんかけ離れたものになってきているのかもしれません。
本展は、15年経った今改めて、「私たちの美術館」を「私たち」が考えるための機会です。「まちに活き、市民とつくる」という想いが込められて始まった美術館は、今の金沢の人々にどう映っているのでしょうか。またどんな未来を描くことを期待されているのでしょうか。様々な切り口から、今の「私たちの美術館」を問いたいと思います。
この展覧会を作るのは、アーティストではなく、ほかでもない金沢21世紀美術館の主人公である地域に住むみなさんや来場者の声。インタビューや「ミュゼミ」と呼ばれる金沢市民を対象に行うゼミを通して、これまでの美術館・これからの美術館について考える参加型の展覧会です。
美術館に来る人も、これから美術館の仲間になる人も、それぞれに「私たちの美術館」と思えるきっかけに、また美術館にとっても展覧会を通じて聞こえたみなさんの声からこれからの美術館を考える、そうした機会になることを期待しています。
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