名称:古美術「石川の文化財Ⅱ」石川県立美術館
開催期間:2020年11月19日(木) ― 2020年12月20日(日)
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休
会場:第2展示室
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館
文化財は我が国の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です。そしてそれを守り後世に伝えていくことは、今を生きる私たちの責任です。文化財を守るためには、日常の保存環境に気を配り、大切に扱うことが必要です。毎年11月1日から7日は、「文化財保護協調週間」とされています。
石川県立美術館では、この時期、県内の寺社や個人からお預かりしている国宝・重要文化財などを一堂に展示することにしています。年に一度、公開することで国民共有の貴重な財産である文化財への理解と関心を深め、文化財保護への一層の協力をお願いする目的で開催するものです。
文化財では美術品に目が行きがちですが、歴史的な価値を持つ資料もまた重要です。第二期では金沢市長坂の大乗寺をはじめとする県内寺院に伝わる文化財を中心に公開します。大乗寺は「曹洞宗第二の本山」とも称されており、初めて永平寺以外の地で建てられた曹洞宗寺院です。永平寺三世の徹通義介が開山で、開祖道元ゆかりの文化財をその時もたらしました。《佛果碧巖破撃節(一夜碧巖集)》は、入宋(にっそう)していた道元が帰朝に際して、白山権現の助力を得て、一夜にて書写したと伝えられるもので、『碧巌集』の古型を伝えて貴重なものです。
本展ではほかにも金蔵寺の《両界曼荼羅図》、如来寺の《阿弥陀三尊来迎図》など、石川の文化財を紹介します。
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