名称:企画展「雪が織りなす物語」大町山岳博物館
開催期間:2020年10月3日(土) ~ 2021年1月17日(日
開館時間:午前9時 ~ 午後5時
※ 入館は午後4時30分まで
会場:市立大町山岳博物館 特別展示室
観覧料:大人450円 高校生350円 小・中学生200 円
※常設展示と共通、30 名様以上の団体は各 50 円割引
※そのほかの各種割引については窓口でお問い合わせください
住所:〒398-0002長野県大町市大町8056-1
TEL:0261-22-0211
URL:大町山岳博物館
真っ白な雪は、とても綺麗で繊細なことから、山部赤人による「田子の浦ゆ 打ち出でて見れば 真白にぞ 富士の髙嶺に 雪は降りける」(万葉集)のように歌に詠まれ、絵画や楽曲など広く芸術の素材となり、古今東西で人々に親しまれています。雪の結晶は、六角形を基本としながら様々な形で降ってきます。それぞれの雪結晶の形には、雲の中の情報が暗号文として記されています。降る途中では大気中の塵や埃などを付着させますから、雪は空の掃除屋さんです。地上に積もってからも、しまり雪、ざらめ雪、さらには、しもざらめ雪などに変態していきますが、降る途中で付着させた化学物質も、雪粒子が融けるまでに不思議な振る舞いをします。
日本は比較的低緯度にありながら、大量の雪が降るのは、シベリア高気圧、チベット・ヒマラヤ山塊、暖流の日本海、そして脊梁山脈の絶妙な地理的配置の賜です。脊梁山脈に降る雪は「白いダム」と呼ばれ、水資源としての貴重な役割を担っています。さらには、大量の雪が雪渓や氷河の涵養源となっています。しかし、一方では、大雪による災害を引き起こすこともあります。
今回の企画展では、雪が織りなす様々な物語を紡いでいきます。
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