「川本喜八郎+岡本忠成 パペットアニメーショウ2020」国立映画アーカイブ

「川本喜八郎+岡本忠成 パペットアニメーショウ2020」国立映画アーカイブ

名称:「川本喜八郎+岡本忠成 パペットアニメーショウ2020」国立映画アーカイブ
会期:2020年12月19日(土)-2021年3月28日(日)
開室時間:11:00am-6:30pm(入室は6:00pmまで)
  *毎月末金曜日は11:00am-8:00pm(入室は7:30pmまで)
休室日:月曜日、12月28日(月)~1月4日(月)、2月1日(月)~8日(月)は休室です。
観覧料:一般250円(200円)
    大学生130円(60円)
    65歳以上・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
  *料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
  *( )内は20名以上の団体料金です。
  *学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
  *国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)をご提示いただくと、1回に限り団体料金が適用されます。
主催:国立映画アーカイブ
協力:有限会社 川本プロダクション、株式会社エコー、飯田市川本喜八郎人形美術館
企画協力:株式会社WOWOWプラス
住所:〒104-0031東京都中央区京橋3-7-6
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:国立映画アーカイブ
 川本喜八郎(1925-2010)と岡本忠成(1932-1990)は、日本のアニメーション映画、とりわけストップモーション撮影による立体アニメーションの分野でそれぞれ類なき功績を残した作家です。両者とも日本でこのジャンルの礎を築いた持永只仁のもとから巣立ちましたが、二人の歩んだ道は対照的です。
 人形映画の先進国チェコスロヴァキアで学び直した川本は、自らの生み出す端正なキャラクターに魂を吹き込み、生涯を人形に捧げた求道者として、テレビの歴史人形劇や外国との合作にも活路を見出しました。一方で子どもたちに照準を合わせた岡本は、平面・立体・半立体を自在に使い分け、木・皮・布・毛糸・紙・粘土など多様な素材をアニメートして、主に教育映画の分野で創造性を発揮しました。7歳の差はあったものの誕生日が同じ二人は、よきライバルであり、互いのよき理解者でもありました。
 1970年代には、互いの作品上映と人形劇を組み合わせた公演「川本+岡本 パペットアニメーショウ」を共同で企画、6回にわたって開催し大きな話題を集めました。また後年、岡本の他界により制作が中断した『注文の多い料理店』(1991年)を完成に導いたのも、ほかならぬ川本でした。
 当館は、フィルムセンター時代の2004年に展覧会「岡本忠成 アニメーションの世界」を企画、また二人の師・持永只仁を顕彰する展覧会も2017年に開催しました。そして川本の没後10年、岡本の没後30年となる2020年、再びこの分野に光を当て、人形をはじめとする撮影素材や作品制作のための様々な資料を展示し、二人の友情の象徴である「パペットアニメーショウ」の名を冠してその足跡をたどります。

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