名称:「備前花入」備前焼ミュージアム
会期:令和2(2020)年12月1日(火曜日)~令和3(2021)年2月28日(日曜日)
開館時間:午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合、その翌日)、12月28日(月曜日)~1月4日(月曜日)は年末年始を含む休館日
会場:備前市立備前焼ミュージアム(岡山県備前市伊部1659-6)
料金:一般500円(400円)、高大生300円(200円)、中学生以下無料
※65才以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方、その付添いの方等割引き制度有り
※()は20名以上団体料金
主催:備前市立備前焼ミュージアム
協力:一般財団法人池坊華道会
後援:山陽新聞社、岡山県、岡山県教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人 岡山県文化連盟、岡山県華道連盟、協同組合 岡山県備前焼陶友会
住所:〒705-0001岡山県備前市伊部1659-6
TEL:0869-64-1400
URL:備前焼ミュージアム
備前焼に花を入れた事例が茶会記に初出するのは『天王寺屋会記』永禄10(1567)年12月24日の条と考察されています。釉を使用しない素朴なやきものである備前焼の価値は、この頃既に認められていたようです。16世紀後半には人気の茶道具として不動の格を築く備前焼の花入ですが、最古級の伝世資料は永正9(1512)年の紀年銘を持つ、岡山県指定重要文化財(工芸品)の静円寺永正銘備前焼花瓶です。銘文には製作年などのほか、山号が記されています。つまり、広義に解釈すると備前焼花入の生産・流通・重用の原初は、仏への「祈り」を具現化する寺院の仏花瓶にあるとも指摘できるのです。
本展では、16・17世紀に生産された岡山県・備前市指定の文化財を含む紀年銘備前焼花瓶の寄進事例をもとに当時の歴史の一端をご紹介します。あわせて古備前花入もご鑑賞ください。約30点の出品資料、関連行事の開催によって、備前焼及び日本文化がさらに振興されていくことを願います。
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