京都市立芸術大学退任記念堀口豊太「日本という場所」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)
名称:京都市立芸術大学退任記念堀口豊太「日本という場所」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)
会期:2021年3月27日(土)–2021年4月11日(日)
開館時間:11:00–19:00
休館日:月曜日
入場料:無料
住所:〒604-0052京都府京都市中京区押油小路町238-1
TEL:075-253-1509
URL:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)
環境デザインは、自分をめぐる環境というものを意識し、それをみなのためにどうすれば良くできるのか、という問題について考え作案する領域です。備品、家具、内装、外装、建築、外構、造園、都市、田園、自然などと、規模や範囲は異なっても、それは最終的には公益に向けて個人がどのように貢献できるのか、とい ったことを探るのを目指しています。それは可能世界に目を向けるものです。 それに対して、写真という芸術は、現実世界に目を向けるものです。此処にこういう物がある、此処にこういう場所がある、ということ自体の不思議と面白さを見せてくれます。世の中を良くしようなどという公益の目的をもたず、私たちが何を見ているのか──より的確にいえば、何を見ているようで見ていないのかを示してくれます。興味のないものですら興味深く見せてくれます。 この二つの相反する領域の間を行ったり来たりすることによって、その緊張関係の中から、それぞれの意味が私にとってより明らかになりました。日本という場所がもつ問題も面白さもより明らかになりました。 今回の展覧会を通し、その過程の一部を少しでもみなさまと共有できればと思っています。
堀口豊太
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