「渡辺省亭―欧米を魅了した花鳥画―」佐野美術館

「渡辺省亭―欧米を魅了した花鳥画―」佐野美術館

名称:「渡辺省亭―欧米を魅了した花鳥画―」佐野美術館
会期:令和3年7月17日(土)~令和3年8月29日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休館日:木曜日
入館料:一般・大学生1,100円 小・中・高校生550円
※8月1日(日)は入館無料(創立者・佐野隆一翁生誕日)
 ※土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
※8月21日(土)は1割引(県民の日)
住所:〒411-0838静岡県三島市中田町1-43
TEL:055-975-7278
URL:佐野美術館

知られざる日本画家、ここに蘇る

明治から大正時代に活躍した日本画家、渡辺省亭(わたなべ せいてい)(1852~1918)の全画業を紹介する初の展覧会です。
省亭は幕末の江戸に生まれ、16歳より歴史画家・菊池容斎(きくち ようさい)の内弟子となりました。その後輸出工芸品の下絵を手掛け、28歳で日本画家として初めて渡仏、印象派の画家ドガとの交流、万国博覧会への出品やイギリスでの個展により高く評価されました。省亭は卓越した画技と精緻な写実表現による花鳥画で国内での地歩を築きましたが、後年は画壇を離れ自らの画風を貫き、68歳で世を去りました。
没後は回顧展もなく知る人ぞ知る存在でしたが、再評価の気運が高まる今、海外や個人の所蔵を中心とした名品約100点が一堂に会します。柔らかな質感に富む花や鳥、湿潤な大気、粋で艶やかな江戸美人など、省亭の描く彩り豊かな絵画世界を是非ご覧ください。

 渡辺省亭(わたなべ せいてい)(1852-1918)は、卓越した画技を礎に西洋の写実表現を加えた清雅な花鳥画を描き、明治から大正にかけて活躍、国内外で高く評価された日本画家です。個人所蔵を中心とした名品により、省亭の知られざる全画業に迫ります。

《迎賓館赤坂離宮 七宝額原画 駒鳥に藤》 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives [前期展示]
《迎賓館赤坂離宮 七宝額原画 駒鳥に藤》 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives [前期展示]
《花鳥魚鰕画冊 牡丹に雛図》 メトロポリタン美術館蔵
《花鳥魚鰕画冊 牡丹に雛図》 メトロポリタン美術館蔵
《雪中群鶏図》明治26年(1893) 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives  [展示期間:8月9日(月)~8月29日(日)]
《雪中群鶏図》明治26年(1893) 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives  [展示期間:8月9日(月)~8月29日(日)]
《萩にうさぎの図》(部分) 個人蔵
《萩にうさぎの図》(部分) 個人蔵
《牡丹に蝶の図》(部分)明治26年(1893) 個人蔵
《牡丹に蝶の図》(部分)明治26年(1893) 個人蔵
《群雀之図》(部分)明治33年(1900) 個人蔵  [後期展示]
《群雀之図》(部分)明治33年(1900) 個人蔵  [後期展示]
渡辺省亭原画 濤川惣助作《七宝荒磯鶚図額》 明治22年(1889) 個人蔵
渡辺省亭原画 濤川惣助作《七宝荒磯鶚図額》 明治22年(1889) 個人蔵
《四季江戸名所 夏 不忍池蓮》(部分) 個人蔵
《四季江戸名所 夏 不忍池蓮》(部分) 個人蔵
『美術世界』二十五巻より《雀啣落花》 春陽堂刊 明治27年(1894) 個人蔵
『美術世界』二十五巻より《雀啣落花》 春陽堂刊 明治27年(1894) 個人蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る