サントリー美術館特別協力「ガラスに挑む―素材へのまなざし」富山市ガラス美術館
名称:サントリー美術館特別協力「ガラスに挑む―素材へのまなざし」富山市ガラス美術館
開催期間:2021年4月10日(土)~6月22日(火)
開場時間:午前9時30分~午後6時
(金・土曜日は午後8時まで。入場は閉館の30分前まで)
※初日のみ開会式(午前11時~)終了後開場
閉場日:4月21日(水)、5月12日(水)、5月19日(水)、6月9日(水)、6月16日(水)
会場:展示室1・2(2F)
住所:〒930-0062富山県富山市西町5-1
TEL:076-461-3100
URL:富山市ガラス美術館
20世紀半ばに胎動を始めた現代グラスアートは、1980~90年代に世界的な興隆期を迎えます。本展では、国内有数のガラスコレクションを所蔵するサントリー美術館のガラス作品16点と、富山市の所蔵するガラス作品8点を展示し、この時代の活気に満ちたガラス芸術の様相をご紹介いたします。
サントリー美術館の現代ガラスコレクションは、1988年から1998年にかけて全8回開催された「サントリー美術館大賞展」への出品作品で構成されています。創立以来「生活の中の美」をテーマとして活動していた同館は、人々の意識や生活環境が急激な変化を見せた20世紀末において、美術と工芸の境界にとらわれない新たな時代の造形を探求することを目指し、この大賞展を開催しました。陶や金属、繊維、ガラスなど、特に工芸の分野で用いられてきた素材による造形芸術を対象として行われた同展には、多くのガラス作家が参加しました。
同展に出品したガラス作家たちは、透明性や表面に現れる様々な質感、繊細さ、物体としての量感など、素材の持つ特徴やそこから生まれる表情をそれぞれの立体造形へと積極的に取り入れ、独自の表現を展開しました。これらの作品は、自らの扱う素材と真摯に向き合い、新たな造形表現を探求し続けた作家たちの、飽くなき挑戦の証といえます。
本展を通して、1980~90年代におけるガラス作家たちの充実した造形表現の数々をお楽しみください。
出品作家
家住利男、生田丹代子、イワタルリ、扇田克也、ウラジミール・クライン、渋谷良治、ヤン・ゾリチャック、高橋禎彦、中尾祐子、橋本祐二、福西毅、リチャード・マイトナー、室伸一、横山尚人、マリア・ルゴッシー (計15名、五十音順)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。