名称:「江戸のやきもの」サンリツ服部美術館
開催期間:2021年7月11日(日)ー2021年12月5日(日)
休館日:祝日を除く月曜日(ただし、7月12日(月)、8月16日(月)は開館)
入館料:大人1,000円(900円)、小中学生400(350円)
※( )内は団体20名様以上の料金
住所:〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り2-1-1
TEL:0266-57-3311
URL:サンリツ服部美術館
動乱の戦国時代に終わりを告げ、泰平の世とも呼ばれる江戸時代が到来します。およそ260年も続いたこの時代は経済的余裕が生まれ、上層階級だけでなく庶民も文化の担い手となり、娯楽や学問、芸術が著しく発展していきました。
この度の展覧会では、江戸時代に深化を遂げた日本のやきもの文化を、三つの特徴に着目してご紹介いたします。
まず一つ目に磁器の生産が開始されたことが挙げられます。これにより九州を中心に高級品から日用品にいたるさまざまな製品が生産され、さらには日本を代表する輸出品へと発展していきます。二つ目は新しい絵付の技法が導入されたことです。多色の顔料を用いて文様を描くことが可能となり、洒脱な意匠のうつわが多く作られました。三つ目は茶陶に注目します。桃山時代の茶の湯では侘びた風情の道具が好まれましたが、江戸時代には装飾性の高い道具や華やかな舶載の道具も取り入れられるようになります。
本展では、サンリツ服部美術館の所蔵品のなかから約40点の陶磁器を展示いたします。成熟した時代に育まれた日本のやきもの文化に触れる機会となりましたら幸いです。
主な出品作品
・重要文化財「色絵牡丹鳥文大皿」 江戸時代 17世紀
・「色絵紅葉流水文皿(鍋島)」 江戸時代 18世紀
・「色絵獅子牡丹根菜文鉢(伊万里金襴手) 江戸時代 18世紀
・「仁清」銘 「色絵鶴香合」 江戸時代 17世紀
・「瀬戸市場手茶入 銘 忘水」 江戸時代 17世紀
・「伊羅保茶碗 銘 枯木再生花」 朝鮮・朝鮮王朝時代 17世紀
・青木木米 「染付名碗」 江戸時代 19世紀
・「天啓赤絵織部写手付向付」 中国・明時代 17世紀 ほか
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