「しずおか自転車ものがたり 慶喜さんからオリムピックまで」フェルケール博物館

「しずおか自転車ものがたり 慶喜さんからオリムピックまで」フェルケール博物館

名称:「しずおか自転車ものがたり 慶喜さんからオリムピックまで」フェルケール博物館
会期:2021年7月10日(土)~9月5日(日)
休館日;月曜日(8月9日は開館)
開催時間:午前9時30分~午後4時30分
主催:一般財団法人清水港湾博物館(フェルケール博物館)
協力:
  しずおかモビリティ研究会/
  静岡県自転車軽自動車商業協同組合静岡支部 清庵支部/
  日本競輪選手会静岡支部
後援:
  静岡県教育委員会/静岡市/静岡市教育委員会/
  朝日新聞静岡総局/NHK静岡放送局/
  毎日新聞社静岡支局/読売新聞静岡支局/
  産経新聞社静岡支局/静岡新聞社・静岡放送/
  中日新聞東海本社
協賛:鈴与グループ
住所:〒424-0943静岡県静岡市清水区港町2-8-11
TEL:054-352-8060
URL:フェルケール博物館

「しずおか自転車ものがたり 慶喜さんからオリムピックまで」フェルケール博物館
「しずおか自転車ものがたり 慶喜さんからオリムピックまで」フェルケール博物館

1.徳川慶喜の自転車
1868年から静岡で隠棲した徳川慶喜は、静岡から自転車に乗って清水へ出かけたといいます。休憩所で世話をした小野あやさんの回想では「慶喜公が乗った車は前輪二つ、後輪一つの三輪で、それは日清戦争の前(~1894)」とのことです。

2.自転車の普及と競輪
自転車の普及とともに静岡の各地に自転車販売店が開業し、1900~20年頃まで自転車好きの旦那衆によるアマチュア自転車競走が各地で開かれました。

3.才取りと自転車
静岡駅に列車が到着すると生産者から委託された見本茶は、自転車に乗った“才取り”により安西茶町の茶問屋へ届けられました。才取りは茶の目利きであり、早く届けた才取りは1960年代まで静岡の初夏の風物詩となっていました。

4.オリンピックと競輪へ
戦後復興の中で、自転車はオリンピックと競輪への競技参加を促しました。1952年開催のオリンピックヘルシンキ大会「1000mタイムトライアル」に17歳の加藤忠選手が静岡から出場しました。また、翌年には静岡競輪場が落成し、才取りから競輪選手に転身して活躍する人もいました。静岡の選手にはお茶の淹れ方や飲み方が伝えられました。

5.女性用自転車
戦争直後にはほとんどの自転車は競技用の形をしていましたが、次第に女性が乗りやすい形の自転車も開発されてきました。大橋はなさんが使用した自転車は1950年頃製造のもので、日本人の体型にあわせて改良した現在のママチャリ(俗称)の原型といえるものです。

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