名称:「升田学 CLOUD LINE」宝塚市立文化芸術センター
会期:2021年9月10日(金)~14日(火)
開館時間:10:00~18:00 ※最終日は15:00まで。
会場:宝塚市立文化芸術センター 1F サブギャラリー
観覧料:無料
住所:〒665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7-64
TEL:0797-62-6800
URL:宝塚市立文化芸術センター
インターネットが普及し、人々の記憶や様々な情報がCLOUDに保存される時代。ところがそのデータは分散して保管され、目を離すと見失ってしまう。所在のはっきりしないその記憶は、果たしていつまで保存されるのだろうか?例えば人類が滅んでも、(電力供給が維持されていれば…)CLOUDデータとして漂いつづけるのだろうか。
このことは、親しい人の死と向き合った時に私が感じたことと似ている。葬儀場に横たわる肉体は確かに活動を停止し、その人はそこに居ないと感じる。しかし一方で、その記憶は雲の上を漂い、存在しているように感じる。
1本のワイヤーを一筆書きの要領で空中に人を描くことで、「線」である二次元の作品が多次元に展開していくワイヤーアート。本展では、インターネットの普及でCLOUDに情報が共有されていく現代に着想し、「線」をデータ通信のコードに見立てて作品とした。人を模ったコードにあなたは何を見るのだろう。
升田学(美術家・ダンサー)
2006年より一本のハリガネを一筆書きの要領で描き出す美術作品を創作。『絵空事』『空地』『写仏』など展覧会多数。また、重要文化財指定の伊丹市立伊丹郷町館で発表するダンス企画「夜のことば」をはじめ、音楽と講義とダンスが混在する「ウタタラ」、発語と振舞を交わす「漂流詩」、音楽家とのユニット「カオルノノマス」、映像・映画を中心に活動する「N.U.I.project」など、プロジェクト参画多数。元維新派。
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