特別展「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」ふくやま美術館

特別展「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」ふくやま美術館

名称:特別展「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」ふくやま美術館
会期:2021年9月18日(土)~11月21日(日)​​​
月曜休館:※ただし、9月20日(月・祝)は開館、9月21日(火)は休館​
開館時間:9:30~17:00
  ※ただし、11月12日(金)、13日(土)、19日(金)、20日(土)は19:00まで開館​
観覧料:一般1,000円(800円) 高校生以下無料
  *( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金
主催:(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社、NHK広島放送局、NHKエンタープライズ中国
制作協力:NHKプロモーション
住所:〒720-0067広島県福山市西町2-4-3
TEL:084-932-2345
URL:ふくやま美術館

ルネ・ラリック(1860-1945)は、パリを中心に活躍した装飾美術家です。ジュエリー・デザイナーとして出発し、世紀末の工芸改革運動「アール・ヌーヴォー」の旗手として、1900年のパリ万国博覧会でグランプリに輝き、国際的な名声を博しました。その後活動の分野をより広い購買層を対象にしたガラスに移し、シャープで量感のある作品を量産化し、世に送り出しました。1925年の「アール・デコ様式」の由来ともなった「アール・デコ展(現代産業装飾芸術国際博覧会)」では、最先端の電気照明を取り入れたガラス製の噴水塔や建築装飾を披露するなど、大規模な出展を通じて、フランスを代表するガラス・メーカーとしての威信を発揮しました。ラリックが目指したのは、20世紀の新時代にふさわしいモダンな生活様式とフランスの伝統である「エレガンス」を兼ね備えた作品でした。高いデザイン性を示しながらも、型吹きやプレス成形といった鋳型を活用した独自の製法を用いることで量産化を成功させ、「芸術と産業」を融合させたラリックは、一般市民までその製品を普及させ、第一次大戦後の荒廃した人々の心に生きる歓びと生活の豊かさを呼び起こしました。

本展では、世界屈指のガラス・コレクションを誇る北澤美術館よりラリックのアール・デコ期の代表作約100点を厳選し、紹介します。「アール・デコ展」の中央広場の噴水塔のために制作された女神像などの貴重な作品、当時の雰囲気を彷彿とさせるテーブル・セッティングなど、華やかで洗練された20世紀初頭のモダンな生活様式がよみがえります。

大型常夜灯《インコ》1920年
大型常夜灯《インコ》1920年
テーブル・センターピース《三羽の孔雀》1920年
テーブル・センターピース《三羽の孔雀》1920年
立像《噴水の女神、メリト》1924年 
立像《噴水の女神、メリト》1924年 
シール・ペルデュ蓋付花瓶《バラ》1921年
シール・ペルデュ蓋付花瓶《バラ》1921年
花瓶《ナディカ》1930年
花瓶《ナディカ》1930年
香水瓶《シクラメン》1909年
香水瓶《シクラメン》1909年
特別展「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」ふくやま美術館
特別展「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」ふくやま美術館
カーマスコット《勝利の女神》1928年
カーマスコット《勝利の女神》1928年

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 企画展 「『女流作家』―田村俊子と秋聲」徳田秋聲記念館
  3. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
ページ上部へ戻る