「カラボギャラリー第7回企画展-ガウディの色と形-」東京工芸大学カラボギャラリー

「カラボギャラリー第7回企画展-ガウディの色と形-」東京工芸大学カラボギャラリー

名称:「カラボギャラリー第7回企画展-ガウディの色と形-」東京工芸大学カラボギャラリー
会期:2021年7月9日(金)〜2021年12月10日(金)
開館日時:月〜金曜日 12:00~17:00
休館日:土曜日・日曜日・祝日(※本学イベント等のため、不定期に開館・閉館する場合があります。)
入場料:無料

主催:東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター
協力:早稲田大学建築学教室本庄アーカイブズ(1/20の石膏模型)
   Eric Martos Menor(サグラダ・ファミリアの鐘楼3Dモデル)
   一般社団法人ガウディ学研究所(サグラダ・ファミリア生誕の門の点描画、モノクローム写真)
   YSLA Architects(展示空間デザイン)
協賛:株式会社風技術センター
住所:〒243-0297 神奈川県厚木市飯山 1583 東京工芸大学厚木キャンパス12号館 2 階 カラボギャラリー
TEL:046-242-4111
URL:東京工芸大学カラボギャラリー

東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター「カラボギャラリー」では2021年7月9日(金)より2021年12月10日(金)まで第7回企画展『ガウディの色と形』を開催いたします。
カラボギャラリー第7回企画展では、「ガウディの色と形Antoni Gaudi color and form」を開催します。

本企画展では、文化庁「令和3年度 大学における文化芸術推進事業」に採択された「アート&テクノロジーマネジメントにお ける高度な理論及び実践力を持った工芸融合人材の育成」事業の一環として開催するものです。

本学カラボギャラリーではこれまでに6回の企画展を開催しており、第7回となる今回は「ガウディの色と形」をテーマとして開催します。

建築家アントニ・ガウディの代表作であるサグラダ・ファミリアの鐘楼を題材として、「視点と距離の関係」を体験できる作品を展示します。また、AIと人間の関係を視覚的に体感する彩色のワークショップも併設しており、ガウディが実践していた創作手法を実験検証することができます。

出展作品

サグラダ・ファミリア聖堂の色と形  – 視点と距離の関係 

山村健+山村健研究室 / Takeshi Yamamura and Yamamura Lab.
山村健+山村健研究室 / Takeshi Yamamura and Yamamura Lab.

この作品はガウディが設計したサグラダ・ファミリア聖堂の鐘楼部を用いて、ガウディが実際に設計で行った色と形の考え方を体験的に理解するものである 。 ガウディはサグ ラダ・ファミリア聖堂が様々な地点から見られることを考えていた。特に 遠 方 か ら は 抽 象 的 な 幾 何 学 的 な 形 態 がよいとしていた。具体的には、サグラダ・ファミリア鐘楼部(1/20模型)を対面する鏡の中央に 配置し、鏡の反射を利用することで図像が何回も反転する。すると、モザイクタイルの細かさが 認識できなくなり色の塊として見え、さらに組み合わされた幾何学的形態が一つの造形にみえてくる瞬間がある。その距離と視点の関係の変化を楽しんでもらう作品である。

AIガウディ・サスティナブル・アーキテクチャ

久原 泰雄 / Yasuo Kuhara
久原 泰雄 / Yasuo Kuhara

アントニ・ガウディの代表的な建築物であり、現在も持続的に建設中であるサグラダ・ファミリアにAIを 使って着色する作品。ガウディは複雑な形状に彩色する際、陶器を細かく砕き、モザイク状に貼るトレン カディス技法を多用した。本作品で用いたAIはセルオートマトンと呼ばれ、格子状のセルと局所的な規則 による離散的計算モデルであり、モザイクをセルに見立て、複雑な生命現象のごとく豊かな色彩を生成 する。まるで試行錯誤しながら制作する建築家のように持続的に構造物を着色し続ける。

サグラダ・ファミリア生誕の門・丸シールアート
– もしガウディが施した着彩を再現するとしたら –

嶋田 里英 / Rie Shimada DarTec Design &Drawing
嶋田 里英 / Rie Shimada DarTec Design &Drawing

本展覧会を体験した来館者は最後にこのワークショップに参加します。1から6までの数字が書かれた正円の線に、6つのグラデーションをもつ正円のシールを貼っていくという参加型アートです。実はこのシールを貼っていくサグラダ ・ファミリアの生誕のファサードは、ガウディが本来色を付けようとしていた部分です 。参加者は本展覧会で 得 た色と形についてのアイデアや、ヒントとなる資料を元に色彩を与えていきます 。ガウディのトレンカディスを模して作られたひとつひとつのシールはそれ単体では意味を為しませんが、参加者がこのアートを完成させた折には、きっと生誕のファサードに素晴らしい色彩が宿っていることでしょう。

講演会

ガウディの色と形に関する連続レクチャー
『世代を超えた二人のガウディ研究者が語るガウディの色と形』

10/2(sat)15:00~16:30山村 健(東京工芸大学准教授・ガウディ学研究所代表)
10/28(thu)13:50~15:30入江 正之(早稲田大学名誉教授・DFIフォルムデザイン一央株式会社 代表取締役)山村との対談もあり

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「冬のけしき」夢二生家記念館・少年山荘
  2. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  3. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
ページ上部へ戻る