名称:秋季特別展「ボンボニエールが紡ぐ物語」学習院大学史料館
会期:令和3年9月13日(月)~12月3日(金)
平日12:00~15:00
※ただし、9月中は11:00~15:00で開室します
閉室日:土曜、日曜、祝日
特別開室日:9月20日(月・祝)、9月23日(木・祝)
開催場所::北2号館1階 学習院大学史料館展示室
入場無料
住所:〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
TEL: 03-5992-1173(直)
URL:学習院大学史料館
ボンボニエール(仏:Bonbonnière)とは、皇室の御慶事に際して制作・配布される菓子器です。フランス・イタリアなどの西欧諸国では結婚や子供の誕生の際に容器入りの菓子を配る慣習があります。
この慣習は明治中期に日本の皇室にもたらされました。日本では容器に加飾をすることで、伝統工芸の技術を継承し、職人の保護育成をはかり、海外への広報の役も担う日本独自の工芸品として発展します。手のひらにのるミニチュア感が人々の心を捉えたのか、皇室のみならず華族家や企業、一般家庭にまでその慣習は広がり、数百種におよぶ様々な意匠のボンボニエールが作られました。
皇室ではこの慣習が現在も続いており、御慶事の際にはボンボニエールが制作されています。令和元年の即位の礼、昨年の立皇嗣の礼の際にもボンボニエールが配られました。
本展では調査研究より明らかとなった歴史的背景からボンボニエールが持つ物語を紐解き、日本独自の麗しい伝統文化と工芸技術など様々な側面をご覧いただきたいと思います。
この展覧会に、一昨年発見された定家本 源氏物語「若紫」(大河内家所蔵)を霞会館のご協力のもと、関東圏で初めて公開出来ることとなりました。
二つの雅やかな世界をご堪能ください。
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