「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」─森村泰昌 ワタシガタリの神話」アーティゾン美術館

「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」─森村泰昌 ワタシガタリの神話」アーティゾン美術館

名称:「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」─森村泰昌 ワタシガタリの神話」アーティゾン美術館
会期:2021年10月2日(土)〜2022年1月10日(月・祝)
会場:アーティゾン美術館 6F展示室
住所:東京都中央区京橋1-7-2
時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00まで・予定)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(10月11日(月・祝)、1月10日(月・祝)は開館)、10月12日(火)、年末年始(12月27日(月)〜1月3日(月))
入館料:調整中
※日時指定予約制
※ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売
住所:〒104-0031東京都中央区京橋1-7-2
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:アーティゾン美術館
「ジャム・セッション」は石橋財団コレクションと現代美術家の共演です。その第2回目に迎えるのは、森村泰昌。森村は、1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以降、今日に至るまで、古今東西の絵画や写真に表された人物に変装し、独自の解釈を加えて再現する「自画像的作品」をテーマに制作し続けています。 石橋財団が所蔵する青木繁《自画像》(1903年)、《海の幸》(1904年)にインスピレーションを得た作品を制作するなど、森村は以前から当財団の青木作品へ密かな想いを寄せていました。このたび、改めて《海の幸》と本格的に向き合い、当作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式”「海の幸」として形象化し、青木への熱い想いを新たなる作品シリーズへと昇華させます。 この展覧会は、当財団コレクションより青木作品約10点と、森村作品約50点で構成されます。うち40点以上は、この展覧会のために制作された森村による新作です。森村と青木のかつてないセッションをご覧いただきます。

森村泰昌《ワタシガタリの神話》2021年(映像作品)より 作家蔵
森村泰昌《ワタシガタリの神話》2021年(映像作品)より 作家蔵

石橋財団コレクションとは
石橋財団コレクションは、創設者・石橋正二郎の個人収集から始まり、その後、公益財団法人石橋財団によって引き継がれました。現在約 2,800 点を数えるコレクションは、西洋絵画、日本近代洋画をはじめとして、西洋・東洋の彫刻や陶磁器、中国・日本書画にまで渡り、さらに 20 世紀美術、現代美術にまで視野を広げています。

森村泰昌《ワタシガタリの神話》2021年(映像作品)より 作家蔵
森村泰昌《ワタシガタリの神話》2021年(映像作品)より 作家蔵

ジャム・セッションとは
ジャム・セッションは、アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会です。アーティストと学芸員が共同して、石橋財団コレクションの特定の作品からインスパイアされた新作や、コレクションとアーティストの作品のセッションによって生み出される新たな視点による展覧会を構成します。過去から現代、次代へ向けての架け橋となるプロジェクトを目指します。今後も、毎年一回開催する予定です。

青木繁
1882年、福岡県久留米市生まれ、1911年没。明治時代を代表する洋画家。1903年、美術学校在学中に神話に取材した作品群でデビュー。翌夏、青木は、友人の坂本繁二郎、森田恒友、恋人の福田たねと房州の漁村(現千葉県館山市)に滞在し、友人たちの目にした大漁陸揚げの話に想像力をかき立てられ大作《海の幸》を制作。この作品はすぐれた構想力と大胆な表現法によって注目され、完成か未完成かの議論を呼ぶなど大きな反響を呼んだ。デビューの頃の《自画像》や、神話に着想を得た 《大穴牟知命(おおなむちのみこと)》(1905年)、《わだつみのいろこの宮》など青木の代表作が本展で見られる。

青木繁《海の幸》1904年(重要文化財)石橋財団アーティゾン美術館蔵
青木繁《海の幸》1904年(重要文化財)石橋財団アーティゾン美術館蔵
森村泰昌《M式「海の幸」習作(色合わせ01:假象の創造)》2020年 作家蔵
森村泰昌《M式「海の幸」習作(色合わせ01:假象の創造)》2020年 作家蔵
青木繁《自画像》1903年 石橋財団アーティゾン美術館蔵
青木繁《自画像》1903年 石橋財団アーティゾン美術館蔵
青木繁《わだつみのいろこの宮》1907年(重要文化財)石橋財団アーティゾン美術館蔵
青木繁《わだつみのいろこの宮》1907年(重要文化財)石橋財団アーティゾン美術館蔵

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