ザ・トライアングル「加納俊輔:サンドウィッチの隙間」京都市京セラ美術館

加納俊輔《Pink Shadow_43–72》(部分)、2021年

名称:ザ・トライアングル「加納俊輔:サンドウィッチの隙間」京都市京セラ美術館
会期:2021年10月26日(火)― 2022年1月23日(日)
時間:10:00〜18:00
会場:ザ・トライアングル
休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館
観覧料:無料
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館

加納俊輔は京都をベースに主に写真を用いた作品を制作、発表しているアーティストです。加納は複数回の撮影を重ねて複雑なレイヤーを持つ一枚のプリントを仕上げ、日常的な事物や風景の中にもう一つ別の世界の断面を垣間見せるような試みをしています。
地下1階の展示室では近年集中的に取り組んでいるシリーズ「Pink Shadow」の最新作を発表します。写真の裏面に、ドット模様などが入った透明シートを添えて後ろから光をあてて撮影することで、表裏の錯綜した関係を表現しています。このシリーズ作品は、鑑賞者に「見る」ことにまつわる感覚的な反応の不確実さを想起させます。また、1階のガラス面には日々のスケッチのように制作し続けてきたドローイング/コラージュのシリーズ「圧縮トレーニング」から最新作を布に拡大印刷した大型のインスタレーションとして展示します。
新鮮な知覚の揺れを伴う「見る」ことの不思議をご堪能ください。

「ザ・トライアングル」について
「ザ・トライアングル」は当館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペースです。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、当館を訪れる方々が気軽に現代美術に触れる場となることをねらいとしています。ここでは「作家・美術館・鑑賞者」を三角形トライアングルで結び、つながりを深められるよう、スペース名「ザ・トライアングル」を冠した企画展シリーズを開催し、京都から新しい表現を発信していきます。
京都市京セラ美術館では、新進作家の育成という「ザ・トライアングル」の趣旨にご賛同いただいた皆様からのご支援(協賛金、展示資材の提供等)を募集しております。詳細はdev@kyoto-museum.jpまでお問い合わせください。

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