「根付。受け継ぐ誇り「伝統の深化」展」京都清宗根付館

「根付。受け継ぐ誇り「伝統の深化」展」京都清宗根付館

名称:「根付。受け継ぐ誇り「伝統の深化」展」京都清宗根付館
会期:2021年10月01日(金) 〜 2021年12月29日(水)
会場:京都清宗根付館
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、11/10(水)
  ※11/10(水)はゴールデン根付アワード表彰式の開催のため終日休館となります。
料金:一般:1,000円
   小中高生:500円
住所:〒604-8811 京都市中京区壬生賀陽御所町46番1号(壬生寺東側)
TEL: 075-802-7000
URL:京都清宗根付館

京都清宗根付館2021年度10~12月期の展示では、「伝統の深化」と題し、日本文化の継承と朝鮮の中で生み出された最新の根付に焦点を当て、躍動を続ける伝統のうねりを紹介します。
遡れば16世紀後半の安土桃山時代、出雲阿国によって四条川原で人気を博した「かぶき踊り」は、傾いた衣装に沢山の提げ物で加飾をし、当時の流行歌やセリフを取り入れた寸劇で踊ったとされます。これは後の歌舞伎、歌舞踊への端緒となりました。
17世紀前半には徳川幕府による都市と街道の整備や、商業・農業の発達がもたらした高度成長を背景に、武家のみならず農民や町人等の庶民層までもが繁栄を謳歌した中で、新しい文化が幕を開けていきました。
その代表的な場所が、「悪所場(あくしょば)」とよばれた遊里と芝居町でした、女性による歌舞伎が寛永6年(1829)に幕府によって禁止されてからは、中心は遊里へと移り、三味線や歌謡とともに座敷舞として収斂していきました。
遊里では武士と町人の身分の別もなく、趣味や教養による「卓越化」によって独自の社交界を形成しながら、美術や和歌俳諧、芸能などの日本文化が花開きました。
根付もこうした場で披露され、吟味され、発展していきました。
今回の展覧会では、時代の変遷の中で創意工夫されて発展した「歌舞伎」と「小唄」を題材としながら、現代作家によってさらに深化しさせた作品を特集します。

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