名称:特別展「ザ・フィンランドデザイン展-自然が宿るライフスタイル-」兵庫陶芸美術館
会期:2021年9月11日(土)~11月28日(日))
開館時間:午前10時~午後6時
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)
主催:兵庫陶芸美術館、神戸新聞社、NHK神戸放送局、NHKエンタープライズ近畿
後援:フィンランド大使館、兵庫県、兵庫県教育委員会、丹波篠山市、丹波篠山市教育委員会、 丹波市、丹波市教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、 公益財団法人 兵庫県国際交流協会
協力:フィンエアー、フィンエアーカーゴ、フィンランドセンター、丹波立杭陶磁器協同組合
特別協力:HAMヘルシンキ市立美術館
企画協力:S2、【制作協力】NHKプロモーション
住所:〒669-2135兵庫県篠山市今田町上立杭4
TEL:079-597-3961
URL:兵庫陶芸美術館
豊かな自然と美しいデザインの宝庫である北欧国フィンランド。1917年にロシアから独立した後、1930年代から70年代にかけて、今も広く知られるデザイナー、建築家、アーティストたちが登場し、彼らの活躍によって、洗練されたデザインの浸透する近代的な社会が実現していきました。彼らのインスピレーションの源は、やはりこの国に広がる豊かな自然であると考えられています。長く使い続けられているデザイン・プロダクツの数々は、「大いなる自然を忘れない」という思想に裏付けられており、そのようなデザインに囲まれたフィンランドの人々は、大地からの恩恵を生活に取り入れるライフスタイルを愛してきました。
本展では、フィレンソン社やマリメッコ社のテキスタイルをはじめ、同時代の絵画、アルヴァ・アアルト(1898-1976)、カイ・フランク(1911-1989)ら巨匠たちのガラス工芸や陶磁器、家具など、世界中の人々を魅了し続けるフィンランドデザインの名品が一堂に会します。ヘルシンキ市立美術館監修のもと、タンペレ市立歴史博物館、フィンランド・デザイン・ミュージアム、コレクション・カッコネンなどのコレクション約250点と関連資料約80点を通して、白夜と極夜に象徴されるドラマティックな季節の移り変わりの中、自然に触発されながら、生きとし生けるものたちと共存するフィンランドの人々の、豊かな発想力と彩り、そして創造性にあふれた世界へと誘います。
当館の位置するここ丹波の地は、カイ・フランクが1956年に訪れ、半農半陶で穏やかに暮らす丹波の人々の姿や、彼らが創り出す素朴で温かみのある陶磁器に親しみを覚え、深く感銘を受けたことでも知られています。そこには、時空を超えて通じ合う、豊かな自然と優れた手仕事に裏打ちされた美意識が感じられるのではないでしょうか。フィンランドの人々の豊かなライフスタイルから、私たちの暮らしのためのヒントを感じていただければ幸いです。、写真資料などを合わせて紹介します。
展覧会の特徴
(1)2017年、フィンランド建国100周年を記念して、ヘルシンキ市立美術館で開催された「Modern Life!」という展覧会をベースとして、同館学芸員が監修した「フィンランドデザイン展」の決定版といえるものです。ゆえに「ザ・フィンランドデザイン展」というタイトルになっています。
(2)プロダクトも含め、制作当時のもので、フィンランドの主要な美術館、博物館、プライベートコレクションに収蔵されている貴重なミュージアムピースで構成されています。
(3)「世界一幸せな国」と称されるフィンランドの人々の暮らしが、自然からインスピレーションを得た美しいデザインで彩られている様を、楽しく体感できるような幅広いラインナップとなっています。
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