「プロダクトデザイナー・喜多俊之展 TIMELESS FUTURE」西宮市大谷記念美術館

「プロダクトデザイナー・喜多俊之展 TIMELESS FUTURE」西宮市大谷記念美術館

名称:「プロダクトデザイナー・喜多俊之展 TIMELESS FUTURE」西宮市大谷記念美術館
会期:2021年10月9日(土)〜12月5日(日)
休館日:水曜日 ※ただし11月3日(水・祝)は開館、11月4日(木)休館
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:一般1,200(1,000)円、高大生600(400)円、小中生400(200)円
  *( )内は前売料金(税込価格)

主催:公益財団法人 西宮市大谷記念美術館
後援:西宮市、西宮市教育委員会、イタリア文化会館 – 大阪
特別協力:喜多俊之デザイン研究所
住所:〒662-0952兵庫県西宮市中浜町4-38
TEL:0798-33-0164
URL:西宮市大谷記念美術館

《二畳結界》1986年
《二畳結界》1986年
《TAKO》 1971年
《TAKO》 1971年
《WINK》1980年
《WINK》1980年

日本とイタリアを拠点に活躍するプロダクト・デザイナー、喜多俊之(1942-)の展覧会を開催します。有機的なフォルムを持ち、人間の動きに寄り添うようにパーツを動かすことのできる椅子《WINK》は、イタリアで発売されるやいなや、一躍人気を博し、“Toshiyuki Kita”の名を世界に広めました。2001年に発表された《AQUOS C-1》は、テレビの新しい形を提案すると同時に、新時代のライフスタイルにも影響を与えました。自由な感性に溢れる喜多のデザインは国境を超えた価値観を有し、日本のみならず世界各国で認められており、ニューヨーク近代美術館やポンピドゥー・センター(パリ)などにも収蔵されています。
時代を予見する新しいデザインを生み出す一方で、喜多は日本の伝統工芸の持つ力に敬意を払っており、美濃和紙を使った《TAKO》は、和紙の強靭さとその特性をうまく使用した照明としてヨーロッパを中心に大ヒットし、和紙の素晴らしさを世界にアピールしました。喜多は伝統工芸の保存のため、現代の暮らしの中で違和感なく永続的に伝統工芸が使われるためのデザインを提案しています。またサスティナブル(持続可能)な社会への取り組みとして、地域に根ざした素材の活用も近年の喜多のデザインにおける大きなテーマです。
喜多のデザインの根底には、「素敵な暮らし」への願いがあります。現在を生きる私たちだけでなく、未来に生きる人々が「素敵な暮らし」を共に楽しむため、この展覧会が「今、私たちが考えなけれがならないこと」のヒントになることを願っています。

《SARUYAMA》1989年
《SARUYAMA》1989年
《AQUOS-C1》2001年
《AQUOS-C1》2001年
《WAKAMARU》2003年
《WAKAMARU》2003年

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