名称:「中村家三代の篆刻展」篆刻美術館
開催期間:令和3年9月18日(土曜日)~11月23日(火曜日・祝日)
休館日:月曜日(祝日の場合その翌日)、祝日の翌日、第4金曜日
※ただし9月21日、9月24日、11月22日は開館します
入館料:一般:200円(団体20名以上:150円)/小中高生:50円
篆刻美術館・古河歴史博物館・古河文学館の三館が観覧可能な三館共通券(600円)もございます。
住所:〒306-0033茨城県古河市中央町2-4-18
TEL:0280-22-5611
URL:篆刻美術館
中村家は三代に亘って篆刻を生業とした、いわゆる篆刻家を輩出した稀有な家系です。初代稲吉(初世・1856~1915)・二代秋作(二世・1892~1969)は蘭臺を雅号とし、三代目(1921~2005)は本名淳を名乗ります。
本年は三代・淳の生誕百年に当たることから、三代淳の作品を中心として、初世・二世の作品も併せて展観いたします。
奇しくも当地出身で当篆刻美術館の象徴でもある篆刻家・生井子華(1904~1989)は、初め篆刻の師として二世蘭臺の門を敲きます(結果的には二世から紹介された西川寧に師事)。また子華の愛弟子で当館設立の恩人のひとりである篆刻家・河野隆(1948~2017)は、横浜国立大学在籍中に三代淳から篆刻の実技指導を受け、篆刻家を志すひとつの契機となっています。こうした事象は、中村家と当館の浅からぬ縁を感じさせます。
中村家三代の篆刻の歴史は、明治・大正・昭和・平成の各時代を網羅し、まさしく近代篆刻史そのものと言っても過言ではありません。芸術家たる三人三様の篆刻作品はもとより、文人としての書画・木彫作品等も併せてご鑑賞ください。
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