「漆黒のモダン 漆芸家 佐治賢使」千葉県立美術館

「漆黒のモダン 漆芸家 佐治賢使」千葉県立美術館

名称: 「漆黒のモダン 漆芸家 佐治賢使」千葉県立美術館
会期:令和3年10月30日(土)〜令和4年1月16日(日)
住所:〒260-0024千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
TEL:043-242-8311
URL:千葉県立美術館

《都会》1960 東京国立近代美術館蔵
《都会》1960 東京国立近代美術館蔵
佐治賢使《蝙蝠蒔絵八角飾箱》(1944)東京藝術大学蔵
佐治賢使《蝙蝠蒔絵八角飾箱》(1944)東京藝術大学蔵

県立美術館では、戦後日本を代表する漆芸家、佐治さじ賢使ただしを取り上げた企画展を開催します。
 佐治は市川市を中心に活躍した漆工芸界の巨匠で、漆黒の漆に施したモダンなデザインが高く評価されています。作品には、都会の夜景や川べりの景色、昆虫たちの紡ぎ出す小さな世界といった多彩なモチーフが、いろうるし蒔絵まきえといった伝統的な技法を駆使して表現されています。
 この展覧会では、佐治の初期から晩年までの作品約40点と関連資料により、彼の創作活動の足跡をたどります。さらに、今回初出品となる、作品制作のために描かれたスケッチの数々を紹介し、佐治の卓抜したデザイン感覚を展望します。

《化粧箱》1938 東京藝術大学蔵
《化粧箱》1938 東京藝術大学蔵

佐治賢使【さじ ただし:大正3(1914)年~平成11(1999)年】
 市川市に居住して活躍した漆工芸界の巨匠。岐阜県多治見市に生まれ、東京美術学校工芸科漆工部に在学中、文展(文部省美術展覧会)に入選し、戦後は日展を中心に出品を続け、文部大臣賞、日本芸術院賞等を受賞。昭和56(1981)年に日本芸術院会員。平成7年(1995)年に文化勲章受章。

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