「なかた美術館コレクション 遠景の絵画」なかた美術館

「なかた美術館コレクション 遠景の絵画」なかた美術館

名称:「なかた美術館コレクション 遠景の絵画」なかた美術館
会期:10月9日(土)~2022年2月27日(日)
開館時間:9:00~17:30(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始(12/27〜1/4)
主催:なかた美術館
料金:一般:800円
   団体(20名以上)・前売り・障害者割引:500円
   学生:300円
   ・尾道市内の学校に通う学生無料
住所:〒722-0012広島県尾道市潮見町6‐11
TEL:0848-20-1218
URL:なかた美術館

 本展では、所蔵作品から19世紀以降のフランスや日本の画家たちが描いた風景画を紹介します。
 風景画は山や渓谷、海などありのままの自然の眺めや、建物や人々の営みを含めた都市の景観など、様々なものを対象として制作されてきました。風景画を前にするとき、わたしたちは時間や場所を越えて遠くへと誘われます。まだ見ぬ異国の風景からは遠い地への憧れを掻き立てられ、日常的な眺めを描いた都市風景からは当時の事物や活気を感じることができます。また絵画の代表的な技法のひとつである遠近法は、平面上に深い奥行きを感じさせる効果があり、わたしたちの視線を描かれた空間の中へと導いてくれます。
 絵画として表現された風景は、無限にある可能性から画家が選択したもののひとつにすぎません。同じ場所でも見る位置が少し変われば、時間が少し経てば、別のイメージになりますが、作品のなかでは永遠に変わらない画像として残ります。わたしたちが風景画を見るとき、もとになった風景の移ろい、変わりゆく様子をともに考えてみると、多様な解釈を楽しむことができるでしょう。

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