名称:企画展「かたくなにみやびたるー蓮田善明と『文藝文化』ー」くまもと文学・歴史館
会期:2021年10月14日(木)~12月5日(日)
休館日:休館日:毎週火曜日(11月23日は開館)、10月29日(金)、11月24日(水)、11月26日(金)
主催:くまもと文学・歴史館 熊本県立図書館
協力:蓮田善明 遺族 清水明雄 三郷町立図書館
住所:〒862-8612熊本県熊本市中央区出水2-5-1
TEL:096-384-5000
URL:くまもと文学・歴史館
国文学者 蓮田善明は明治三十七年(一九〇四年)植木町(現熊本市)に生まれ、旧制中学済々黌を卒業するまで熊本で過ごしました。広島高等師範学校卒業後は中学教師になりますが、古典研究への想いやみがたく、教職を辞して広島文理科大学へと進学。そこで知り合った仲間たちと、古典の研究誌『国文学試論』を出し始めます。やがて想いは「みやびの精神」追求へと方向性を定め、昭和十三年(一九三八年)には文芸誌『文藝文化』を創刊しました。
戦時体制下にあって古典の伝統の復活を説いた同誌は、戦後、愛国心を鼓舞したと目され〝黙殺〟の状態でした。蓮田自身、二度の召集を受け出征し、帰らぬ人となったことも、雑誌の評価に影響を与えました。
さて、いま〝昭和〟からすこし距離を置いて、私たちには何が見えるのでしょうか。くまもと文学・歴史館五周年のこの機会に、蓮田善明の文学的事績を振り返ります。
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