名称:「黒木国昭展」西武池袋本店
会期:2021年11月24日(水)~30日(火)
会場:6階(中央B8)=西武アート・フォーラム
料金:無料
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1丁目28−1
TEL:03-3981-0111(代表)
URL:西武池袋本店
静寂なる雪の風情を、美しい色のコントラストとサンドブラストの技術を駆使した彫刻で立体的に表現しています。確かな技術と多彩な技法を礎とし、己を通し日本人としてとらえるジャポニズムを新しい時代にふさわしく創造した、世紀を越えたアール・ヌーヴォー作品。
このたび、ご縁あって西武池袋本店にて黒木国昭展を開催させていただく運びとなりました。関係者をはじめ、皆さま方に厚くお礼申しあげます。
西洋の素材に日本の美を求めて58年。薄れゆく日本の歴史・文化・伝統・風土を、永遠の輝きを放つガラスに残したいという熱い信念で歩んでまいりました。
平成20年から21年にかけ、ヴェネチアの歴史ある宮殿カ・ペーザロ国際現代美術館におきまして「琳派と広重 東海道五拾三次の展開」展を、平成25年には台湾国立歴史博物館にて約2カ月間の展覧会を両外務省の協力のもと開催し、国境を越えた文化交流に努めてまいりました。
また近年では、「自然共生と未来へつなぐ命」をテーマとした作品の制作風景が、NHK国際放送で「綾から世界へ」と題し、160か国3億人に向けた番組として放映され、新しい時代の作品づくりにご注目いただきました。
輝きと色褪せることのない「ガラスで語る日本の美」を、ぜひご高覧くださいますようご案内申しあげます。
黒木 国昭
[黒木 国昭 profile]
1945年 宮崎県に生まれる
1963年 山谷硝子株式会社入社
1978年 国家ガラス製品製造技能一級取得
1984年 独立
1985年 薩摩切子復元事業参画
1989年 (有)グラスアート宮崎綾工房創設
1990年 天皇陛下(当時:皇太子徳仁親王殿下)に作品献上
1991年 国の卓越技能者「現代の名工」受賞
1993年 日仏芸術文化賞受賞、天皇・皇后両陛下(当時:皇太子徳仁親王殿下、雅子妃殿下)ご成婚記念作品献上
1994年 国際芸術文化賞受賞
1995年 フランス・パリ平和芸術祭大賞受賞、上皇陛下(当時:天皇陛下)に作品献上
1996年 イタリア・ローマ国際美術博覧会ローマ大賞受賞
1997年 21世紀のメッセージ「綾切子」発表、エミール・ガレ作品「おだまき花形花瓶」世界初100年ぶり復刻
1998年 現代のアール・ヌーヴォー「新世紀ロマン」シリーズ発表、ギリシャ・アテネエキスポ’98最高賞ギリシャ政府大賞受賞、日露現代芸術祭’98トレチャコフ美術館賞、モスクワ市長賞受賞
1999年 アジア芸術博覧会アジア芸術栄華勲章受章
2001年 国際芸術文化祭典ゴールドコースト市民大賞受賞
2002年 ジャパンエキスポ2002(アメリカ)世界芸術文化功労賞受賞、李鵬氏(当時:中華人民共和国全国人民代表大会常務委員長)工房をご視察
2004年 上皇上皇后両陛下(当時:天皇皇后両陛下)綾町をご視察(作品をご高覧賜わる)、宮崎県文化賞受賞
2005年 地域文化功労者 文部科学大臣表彰
2006年 黄綬褒章受章、NHKグループ主催 「琳派と広重 東海道五拾三次の展開」展開催、国内:宮崎県立美術館・東京髙島屋・大阪阪急百貨店・名古屋松坂屋・福岡岩田屋・新潟大和、海外:イタリア カ・ペーザロ国際現代美術館(ヴェネチア)
2013年 台湾国立歴史博物館主催 黒木国昭日本台湾国際芸術文化交流展開催、馬英 九氏(当時:中華民国台湾総統)に謁見
2014年 台湾 新竹市政府主催 宮崎県立美術館にて、「ガラスの美 台日ガラス芸術展」出展
2016年 ドバイ(UAE)にて 日本ガラス芸術文化交流展開催
2018年 日本美の表現 黒木国昭ガラスアート香港展 在香港日本国総領事館認定展覧会、裕華國產百貨有限公司にて開催
2019年 日本観光振興協会九州支部より観光事業功労者表彰、日本ガラス工芸協会功労会員へ推挙される、NHKワールドJAPAN「Face to Face」出演
●日本ガラス工芸協会功労会員
●JAPAN GLASS ART SOCIETY理事
●国の卓越技能者「現代の名工」
工房を構える宮崎県綾町の象徴ともいうべき壮大な照葉樹林をテーマに誕生した一点です。
木々の深い翠、降りそそぐ陽光の煌めきは、三層・四層からなる豊かな色彩とデザインへと昇華し「綾切子」という独自のブランドを確立しました。
綾ユネスコエコパーク登録にも貢献し、自然環境保護・保全へのメッセージを世界に発信するシンボル作品です。
平和の世にのみ姿を現すといわれる神鳥「鳳凰」。
精巧に作られた立体的なパーツと黒木氏の代名詞ともいえる光琳を再構築し、新たなる挑戦で誕生した逸品です。独自の美学と哲学は再構築され「技と芸」となり共鳴しあって、「KUROKIロマン」という独創的な究極の美へと変貌を遂げました。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。